グロービス授業後の懇親会にて

お酒を飲みながら最近の世の中の大きな流れってどんなものがあるんだろうという話題になった。最近の経済は〜、とか、最近の若者は〜、とか。その中でひとつ、面白いなと思った議論がこちら。


仕事での効率を求めるあまり、ヒトの機械化がどんどん進んでいるんじゃないかというもの。スピードが求められたり、多くの情報を処理したり、あるいは利益重視という考え方そのものが一因とも取れる。そういった効率化、機械化の一方で、全く逆の動き、つまり、ヒトがヒトとして豊かでいたいという流れ、営みも大きな流れとして現れているんじゃないか。健康でいたいとか、ワークライフバランスという活動とか、エコとか。


大きな流れとしては、ヒトの機械化がテーゼとしたら、本来のヒトでありたいという流れがアンチテーゼであり、今はその過渡期でまさに第3の説、アウフヘーベンが生まれようとしている時代であると先生は言う。今マーケティングの授業をとっているんだけど、キーワードは「世の中の出来事の中でも中長期的に揺るぎない変化の方向性」。例えばアップルが音楽の違法コピーや違法共有の多さから、今後音楽データのやりとりやコピーが進んでいくという流れをつかんでi-Tunesを作ったとか。流れって大事。流されてるだけじゃなくて、何が起きていてどこに向かうんだろうと考えないとなー。