食品業界の業績

昨今色々と話題の多い業界だが、各社の業績は2分している。


勝ち組は、原料高に対して適切な時期に、適切な額の値上げを実施し、同時に販管費を抑えることで増益を達成している。一方負け組は、原料高に対して値上げが遅れたり、あるいは値上げ後の販売不振により、業績を著しく落としている。あるいはまた食品汚染の対象になったり、N社ラーメンのように消費者の過剰反応による風評被害で、大きく影響を受けている。


大事なのは、このような時期にこそ基本に忠実に、例えば品質であったり地道なコストカットであったり、一貫した戦略のもと粛々とブレることなく日々カイゼンに取り組むことではないだろうか。サブプライムや、経済の大波乱に、応急処置的にあれこれと対応し過ぎるのもどうかと思う。


このような状況に焦るのはわかるが、どうか一貫した目標や戦略だけはブレることなく邁進して欲しいものである。