健康に過剰に敏感な日本人

健康に気遣うことはとても素敵なことなんだけど、こと食品メーカーサイドとしてはやはりそのニーズにマッチさせるため「健康機能」や「健康成分」を備えた商品開発が必要になってくる。


カロリーゼロ、とか糖分半分とか、そういうのは消費者にダイレクトに伝わり、ものすごくわかりやすく手に取りやすい。


例えば一歩進んで、グルコサミン酸とかトランス脂肪酸とかいう言葉はどうだろうか?メディア等で見て予備知識があれば別だが、まだまだ一般化してないために商品と消費者の間に少しスペースがある。


さらにコレステロールを下げるとか、消化吸収を助けるといった表現はどうだろうか?その機能自体はわかるが、「どうしてそうなるのか?」というプロセスを理解するまでにステップがある。何のどういう成分がこういう働きをするから・・・といった具合である。


健康に過剰に敏感な日本人、それだけ多種多様な健康価値商品が登場している。そこで求められるのが「説明」と「伝達」。これをパッケージのついた商品ひとつで説明するのは本当に難しく、また商品と消費者がひしめき合う売り場での伝達も相当ハードルが高い。ここが営業の腕の見せ所だね!難しい言葉やプロセスを、いかにシンプルにして不特定多数の消費者に伝えるか。最近のヒット商品のクライテリアのひとつです。